半導体の地政学〜日本はなぜ急ぐのか
講師
太田 泰彦北海道大学 大学院工学研究院 教授時間
13:00~14:00
トランプ政権の誕生で米中の対立が一段と深まり、半導体の先端技術をめぐる両国の競争が激しくなっています。日本は米国と協調しながらも、政府支援により設立されたラピダスを北海道に誘致し、世界最大のメーカーである台湾のTSMCを熊本に誘致しました。30年間にわたって低迷してきた日本の半導体産業ですが、復興に向けた機運が高まっています。本講義では激動する政府、企業の舞台裏をお話しします。
北海道大学は、1876年に創立された札幌農学校に源を発し、その初代教頭を務めたクラーク博士が残した精神を昇華させた「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」及び「実学の重視」という4つの方針を教育・研究の基本理念として掲げ、その具体化に努めています。